【導入事例】精神科オンラインクリニックでの立ち上げサポート~薬剤のデータベース作成から患者さまへのLINEメッセージの提案・作成~

この記事では、弊社で行ったオンライン医療機関への立ち上げサポートについてお伝えします。

目次

依頼前のお困りごと

精神科オンラインクリニックの立ちあげで、処方する薬剤のデータベース作成と、それぞれの薬剤を投薬した後に患者さんにどのようなフォローをしていけば良いか悩まれていました。薬剤の分類や副作用の発生時期・頻度は、薬剤師でないと分からない部分も多く、依頼を頂きました。

弊社で行った施策

弊社で行った施策は以下のとおりです。

処方薬のデータベース作成

処方薬を抗うつ薬・向精神薬・睡眠薬・抗不安薬・漢方薬の大項目に分類しました。さらに、抗うつ薬であれば、SSRI・SNRI・NaSSA・三環系抗うつ薬・四環系抗うつ薬…と小項目に分類し、薬効や副作用の種類・発現時期で分類分けをしました。

処方薬のカテゴリー別にLINEで患者さんに送付するメッセージを作成

初めて抗うつ薬や向精神薬を使用される患者さんは、不安な気持ちを抱える場合が多いです。またこれらの薬剤は、種類によって飲み始めの時期に強い吐き気や不眠、眠気、ふらつきなどの症状が出る場合があります。飲み続けて体が慣れてくると、症状が落ち着く場合も多いのですが、副作用が辛い時期に医療従事者の適切なフォローがないと患者さんが自己判断で中止されてしまうケースも少なくありません。
そこで、添付文書やIF、医学論文等の情報から各薬剤の副作用が発生しやすい時期を確認し、そのタイミングでLINEで流すメッセージを作成しました。また、服薬開始時、治療の離脱が多いと考えられる治療開始1ヶ月後にも送信するLINEメッセージを作成しました。

結果

オンライン精神科クリニックの開院までに数十種類の薬剤の分類、説明文の作成・確認を完了ました。
各薬剤のLINEメッセージもすべて作成し、患者さんの服薬アドヒアランス向上に貢献しました。

この記事の編集者

薬剤師/株式会社Officeファーマヘルス代表。
メーカーでスキンケア製品や衛生用品の研究開発に従事した後、薬局薬剤師に転職。 患者さんに服薬指導をする中で、さらに多くの人に医療や健康の正しい情報を発信していきたいという思いを持ち、執筆活動を始める。
SEO検定1級、YMAA認証(薬機法医療法遵守広告代理店認証)取得。       

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